「私の仕事は企業の販促や集客のための漫画を作る事です。」
こういう自己紹介をしていたけど、もっと良い伝え方がないか問題。
実際、今すぐ漫画が欲しいと思っているお客さんはなかなか見つからず。漫画は生存に関わるものではないので、お客さんに必要に感じてもらう事が難しい。じゃあどう紹介したらお客さんに魅力的な事業だと感じてもらえるんだろう…と。
そんな時に使えるのが、「ストーリーブランド戦略」の次に読んだ、同じドナルド・ミラーさんの著書「Web集客のシンプル戦略」あったので、その備忘録。
この本の内容は、物語の強さを活用した、実際に集客に使える知識やテクニック。
自身の魅力を存分に伝え、お客さんに欲しいと思ってもらえる自己紹介の方法。
一言紹介文を構成する3つの要素
私たちは普段、言葉を使ってコミュニケーションを取っていて、あらることを表現することができる言葉は、世界を作っているといっても過言ではないほど力がある。言葉は使い方次第で、人の心を動かしたり、閉ざしていた心を開くことだってできる。
「Web集客のシンプル戦略」で伝えている「一言紹介文」は、言葉を使って誰でも使える強力な道具で、次の3つの要素で構成されている、簡単に提供する商品・サービスを明確に説明することができる。
一番目の要素「問題」
物語は必ず、お客さんの問題から始める。問題から話をする3つの理由。
(1)お客さんを引っ掛けて離さない釣り針のような役目を果たすから。
(2)解決方法は、自分の商品やサービスに価値を気づかせる。
(3)お客さんは解決したいから、問題解決について語れば商品名やサービス名を覚える。
問題を先に挙げることで、問題の解決策を登場させやすくなる。最初に問題を言葉にして出す事ことで、相手に問題を自覚してもらうこともできそうだと。
要素2「解決方法」
問題がわかったら、どう解決するかを提示。
問題を解決するための方法として、会社や商品が登場することで、お客さんは問題とセットであなたのことを記憶する。
いざその問題が起こった時に具体的な解決方法を知っていたら、真っ先に頼ろうとします。
以前に聞いた「トップ オブ マインド」一番に思い出してもらえると同じことか。
要素3「結果」
よく使われるたとえで、お客さんはドリルが欲しいのではなく穴が欲しいというお話し。つまり、表面上にある問題(外的問題)を解決しても満足しない。本当の欲求は、内的問題にあるので、外的な問題を解決した結果どんな内的問題も解決するのか。問題が解決した先の未来では、お客さんはどんな姿になっているのか。ここまでイメージさせることができたら、きっとお客さんはあなたを優良な導き手として認識するはず。
「問題」と「解決方法」「結果」は全て結び付いていることが、一言紹介文を説得力あるものにするポイント。
お子さんと通う歯科医院を紹介する2種類のコピーの事例。
子どもと通うならどちらを選ぶか?
A.
B.
別にどちらでも問題なさそうだけど。
Aでは、問題が「通院を嫌がるお子さんに苦労していること」に対して、結果は「オカンが安心する」にすり替わってる。
Bは「子供が怖がることなく通院できる」。結果が問題と繋がっていて、より説得力があるように感じられます。最終的に「オカンも楽に子供を歯医者に連れていける」という内的問題も解決と。
・お客さんの問題を語る事から始める
・問題の解決方法に自分の会社や商品を登場させる
・問題解決した結果お客さんが何を得られるのかを示す
ドナルド・ミラー著「Web集客のシンプル戦略」ダイレクト出版