名前と顔が一致しない問題
「顔は覚えているんだけど名前が出てこない…のはどうして?」っていう素朴な疑問をNHKの大人気番組「チコちゃんに叱られる!」を観て「これは!!」と思いましたね。
そーなんです、名前が出てこないんです。この問題を解決するにはエピソードといっしょに覚えるのが一つの方法だそうです。ということで、4コマ漫画を使ってエピソードを伝える名刺ができました!
漫画名刺サンプル

漫画名刺はグラフィックデザイン会社株式会社a-hum(アウン)さんから大好評販売中です!
名刺の旅~さまよう画屋の名刺デザイン~
自社の過去事例としては、まったく仕事がなかった大暗黒時代(※知られざる浅い歴史参照)から現在に至るまで何度も名刺のデザインを変更してきました。
たかが名刺、されど名刺。
名刺で仕事がもらえるとは思っていませんでしたが、お客様ゼロから始めた創業期、初めて会う方との千載一遇の機会に会社と自分自身をPRするためにまずできることは名刺に工夫をすることでした。そんな自社の事例の紆余曲折を振り返りながら漫画名刺リリースまでの変遷をお伝えしたいと思います。
創業からの名刺ギャラリー
平成14(2002)年
創業時の名刺です。当時WEBサイトもなかったですし、営業ツールと言えば名刺しかありませんでした。今では珍しい2色刷りです。お恥ずかしいのですが、漫画はおろかイラストも入っていません。
ちなみに裏面の「卍」は実家の家紋です。イラストレーターの肩書きがありますが、漫画家になるのを挫折したので肩書きに「漫画家」と入れられませんでした。
この頃はまったく仕事がなく、まさに「大暗黒時代」と呼ぶにふさわしいお先真っ暗の状態だったのを覚えています。


平成15(2003)年
創業から1年くらいの間にいろんな方から「イラストぐらい入れたら?」とか「似顔絵入れてみたら?」とアドバイスをいただき、表に似顔絵を裏には1コマ漫画を入れてみました。
似顔絵を描くのも初めてでしたし、縦型名刺に似顔絵を大きく入れるデザインができなかったので、横型の名刺になりました。
アドバイスの通りやってみると覚えてもらえるようになり、少しずつですがお仕事の声がかかるようになりました。


平成19(2007)年
いろんな仕事をさせてもらえるようになり、細々とでも生活できるかなというところで、名刺に漫画っぽさがないことが気になり始めデザインにコマ割りを入れることで少しでも漫画っぽくしようという意図でリニューアルしました。
そして、重要な点は帽子をかぶり始めたという点です。漫画らしさを感じてもらうためにベレー帽に似たハンチングをかぶるというスタイルがこの頃から定着しました。それによって、さらに記憶に残りやすくなったのか、さらに仕事が増えていったと思います。


平成21(2009)年
人を雇用したため、法人化したのが平成20(2008)年。その1年後の名刺です。
個人事業ではなんとかやっていけたのですが、雇用し法人化したとたん、どえらい苦しくなったことを覚えています。「このままではいかん!」と経営の勉強を始め多くの先輩経営者のみなさまから「何屋かわからん」とツッコまれて年表の「漫画革命」を始めます。
もっと漫画に特化した事業にしたことを伝えようと、漫画雑誌の表紙を模して縦型の名刺に似顔絵も大きく配置して漫画を前面に押し出しましたが、これを見た方から似顔絵名刺のご注文をたくさんいただきました。思惑とはうらはらに似顔絵屋さんとして認知されるようになった時期です。
名前が「満広」から「満洋」に変わっていることにお気付きの方もいらっしゃると思います。これも、とある先輩経営者から「おもしろいことしてんのにパッとせんのは名前が悪いのとちゃうか?」ということで、占い師の先生に見てもらい「広」から「洋」に変えました。


平成24(2012)年
多くの似顔絵名刺のご依頼の中で「派手すぎて使いづらい」とのご意見が多かったので、表は普通に使える名刺、裏に似顔絵の名刺に変更しました。
このあたりから取引先に大きな企業さんが増えてきて、ちょっと前の名刺が受け入れてもらえないような空気を感じていたのと、似顔絵の仕事を減らしてもっと漫画の仕事をしたいというのがあったため、落ち着いた感じで漫画制作に特化しようという狙いがありました。社名の下に「漫画専門制作会社」と入れ始めたのもこの頃からです。


平成26(2014)年
初のマイナーチェンジです。表面に自社のマスコットキャラクター「ヤタロウ」と裏の似顔絵をゆるくすることでさらに漫画感を増そうという試みでした。
「難関も楽に通じる まんが道」は、難解なことや興味を持たれにくいことを楽しく理解に導き、企業のPR活動に役立ちたいという思いに加え、裏の意味では漫画家として生きていくことは困難なことが多いけど好きな漫画を描けると言うことはありがたいという気持ちを込めています。

満を持して漫画名刺!
名刺の変遷に絞ってお伝えしてきましたが、漫画専門制作会社としてどうなんだと。つまり、漫画専門と謳っているのに最後まで名刺には似顔絵しかないという。
そんな折りにデザイン会社さんから「4コマ漫画名刺を一緒に売りませんか?」というご要望を受けて、満を持してリリースしたのが漫画名刺なのです。
自信作です!会社や個人のPRのお役に立てれば幸いに存じます。
お問い合わせは、弊社か販売元の株式会社a-hum(アウン)さんまで!

ここ数年で広告漫画ますます身近な手段になっている一方で、漫画でPRを「いいね!」と思っても「相談できる人は身近にはいない」という声も耳にします。
漫画制作の依頼に不安を感じているあなたへ、私達にご相談いただければ解決いたします。
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